ソーシャルディスタンスを保ち小声でおやつ会をする
2020/08/04
夫が出社して、ついにいわゆる夏休みの平日だ。
午前中は子どもの送り出しもなければ用事もなく、気付けば全然やる気が出ないのだった。明らかにやっておいたほうがいい家事すら面倒になる。
用事って、エンジンかけるのに大事だな。
午後は娘の幼稚園で同窓会があったので、早めの昼食にして次男を早く寝かせておいた。
同窓会の集合に合わせて4人で幼稚園へ行く。久しぶりに見る顔がいっぱいだ。
娘は、会いたがっていた年中のときの担任に検温してもらい、園に入っていった。
久しぶりに会う知り合いに挨拶しつつ退散しようとしていたら、去年の長男の担任の先生に声をかけられた。
3月で退職していたので驚いたが、どうやら同窓会に参加するらしい。(娘が年少のころのクラスの担任だった)
そして、お手紙とゼリーを長男に渡してくれた。
会えなさそうな子には、自宅を回って手紙を渡しているそう。
子ども思いのとても信頼できる先生で、昨年度バタバタと休園になってしっかりお別れもできないまま退職になってしまい、心残りだったんだろうと思った。
長男は手紙をもらったことがとても嬉しかったようで、一旦帰宅てから返事を書いた。
初めて文字で手紙を書いた……!
いつも頑なに拒否していたのだが(わたしへの「まま だいすきだよ チョーナンより」の文面をわたし自身に書かせるという手紙作成法をしていた)タブレット学習の成果なのか思ったより書けるようになっていて驚いた。
先生の大好きなミッフィーのシールをたくさん貼った。
娘は園でみんなでおやつタイムがあるので、長男と次男もおやつを食べることにする。
先生にもらったゼリーを食べるか長男に聞くと「食べない。昨日買ったお菓子にする」という。
理由を聞くと「ムスメちゃんと食べたいから」と。
おお、長男優しいぞ。
同窓会は正味1時間半で、あっという間だ。
手紙を書くサポートとおやつだけで目まぐるしく迎えの時間になった。
人数が多くて園の駐車場が混みそうなので早めに出ようと思っていたが、そんなときに次男のオムツ替えが必須の事態になる。
出発しようとするとオムツ替えなきゃならなくなる、謎の赤ちゃん~小さい子あるあるだな、と思ってオムツを替えた。
早めに着けなくなり、行ってみたらやはり駐車場がカオスになっていた。
詰め込みでまだ停められなくはないようだけど、わたしはそれがとてもとても苦手なので、遠い駐車場に行くことにする。
炎天下、時間もわりとギリギリなので長男と次男の手を引き園まで歩くだけで全員汗だくだった。
クラスごとの解散で、娘のクラスの解散は最後だったようで、無事間に合った。
娘を待つ間に長男の元担任の先生にも会え、無事手紙も長男から手渡しできた。字で手紙を書いたのは初めてで、よほど嬉しかったようです、とわたしから言い添える。
先生はとても喜んでお礼とともに「いただいていいんですか!?」とわたしに確認してくださる。
「宝物にするね!」と言ってくださり、長男も照れ臭そうだった。
娘たちのクラスも出てきて、娘の年長のときの担任とも話せた。この先生も退職されたので、卒園式以来だ。
残っていた仲良し何人かで先生と写真を撮らせてもらい、解散する。
そしてまた駐車場まで、今度は3人連れて汗だくで歩いて、へとへとになった。
帰ってから、同窓会の話をたくさん聞いた。
教室で、自己紹介で小学校名や好きな教科、給食のメニューを発表したらしい。
好きな教科は算数、好きなメニューは牛乳と言ったらしい。牛乳、好きだなあ。
あとは仲良しのグループに分かれて園内を回ってゲームしてスタンプラリー。
そしてお遊戯室でソーシャルディスタンスを保ちつつ小声でおやつ会をしたという。
クラス全員出席できて、今日撮ったクラス集合写真をもう印刷してもらって持って帰った。
娘が元気いっぱい楽しそうないい顔すぎる写真だった。
小学校ではまだこの顔を見せられないで過ごしているんだろうなあと涙が出そうになった。どうにも涙もろいな。