晩酌を必然的にする
2020/07/28
娘と長男を送りだしてから、次男をベビーカーに乗せて散歩に出る。
もうすぐ例年より遅い夏休みだというのに梅雨は明けない。ただじっとり蒸し暑い。
30分ほど歩き、帰ってから次男の体を拭いた。
家で遊び、昼食をとって次男を寝かせて、声が聞こえるようにして畑に出た。
枝豆がとりごろだ。抜いてみた。
すると、たぶん根元で眠っていたらしい何かしらの大きめの幼虫がごそごそ動く。
ひとりなのに「ひぃー」と小さく騒いだ。
抜いた枝豆の根本にも何か、そろそろ孵化するのではないかというようなものがくっついていたので、屋外で豆だけ切り取ることにした。
次男が起きてきたらすぐ飛んでいきたいので、ひやひやしながら豆をとる。
ああ、虫に弱いのは家庭菜園の適性低いな。
何かで夫がまた単身赴任とかになったらその間は畑を維持できない気がした。
次男が寝ているうちに、水回りのぬめりやカビとりもした。
すっきりきれいにしたので、もういい加減梅雨は明けてくれと願う。
久しぶりに、次男を起こして長男の迎えへ。
園バスを下りる直前に先生が長男のタオルでキャンディ作りはじめてくれてたらしく、完成しなかったので長男は先生に文句を言っていた。
先生は「明日また作ろう!」と言ってくださったが、長男はできあがるまでバスを下りたくない様子だった。
しかし、この世の中では車通りの多い公道で、帰宅しようと大勢の子が乗る幼稚園バスを停車し続けてタオルキャンディが作られるのを待つわけにはいかないのだ!
長男的には世知辛いのだろうな。
なだめてバスから下りてもらい、家に帰ったら作る約束をする。
手洗いをしてすぐにスマホで「タオル キャンディ 作り方」と検索し、苦戦しながら作ったのだった。
娘もぽわぽわ帰ってきて、みんなでおやつを食べる。
砂場で川作ってきたという長男は、パンツ以外の全身の服を着替えてきた。
今までの中で一番汚して帰ってきた。元気でよろしい。よろしいのだが、服を洗わねばならない。
汚れた服は幼稚園で先生が水洗いしてくれるが、当然泥汚れなので落ちてない。
泥汚れ用石鹸で下洗いしてから初めて洗濯機の泥んこコースなるものにしてみたけど、まあ落ちない。
1時間半かかったが。
明日酸素系漂白剤を使おう。
(ただ、たいして泥汚れついてなかった靴下の以前からのくすみはピカピカになってたので長時間かかるだけあって一応効果はあるらしい)
夜、子どもたちが寝てから夫が追熟中の自家製メロンに少し傷んでるところを見つけた。
「傷んだところ切り落として、ついでに明朝食べやすいようにカットして冷蔵庫入れよう」という話に。
さらに冷蔵庫には切り落としの生ハムがあり。
これは、生ハムメロンのチャンスだ!
というわけで、するつもりのなかった晩酌を必然的にした。
寝室に行ってわたしが眠りかけたころ、長男が寝言いって派手な寝返りをした。
それに反応したのか娘も脚をばたつせて「どうやって出ればいいのー!」と叫んだ。
娘の寝言はいつもはっきりしゃべる。どこかから脱出したかったんだね。
その叫びに長男もさらに眠りが浅くなったのか、むにゃむにゃ言いながらわたしの顔の上を寝返りして転がっていった。よくこんな段差を寝返りできるものだ。
みんな静かになったころに見ると、娘は次男のおなかを枕にして寝ていた。
よく寝続ける2歳児次男よ、6.5歳の頭、重くないのか……?