マスク姿で芋を掘る
2020/07/19
久しぶりに予定のある休日だ。
地域の自治会の子供会のイベントで、じゃがいも掘りがあるのだ。
本当は夏祭りで調理して売ったりする用らしいのだが、今年は夏祭りがなく、収穫をイベントにすることになったらしい。
毎日天気がぐずついていたが、久しぶりにすっきり晴れて暑い。
わたしの腰も、違和感はあるが普通に歩ける。よかった。芋ほり日和だ。
バナナとチョコを入れたホットサンドを食べて休日の朝を満喫したあと、家族全員の検温をして記入し、軍手やスコップ、長ぐつ、タオル、水筒、日焼け止め、虫よけ、といろいろ支度する。
5人分の荷物をベビーカーにひっかけて近くの畑まで歩いた。
会場の畑はそこそこの人が集まっていて、ちょっとひるんだ。
幼稚園の同級生や同じ登校班の子など、意外と知り合いがいることに気づく。
もともと縁もゆかりもなかったこの土地に引っ越してきて2年半、あまりアクティブではないわたしにもこんなに知り合いがいるのか、と驚いた。
娘は、ついて早々「ムスメちゃん!」と同級生の女の子に気づいてもらい、呼ばれていた。「○○ちゃん!」と手を振り返し、一緒に並ぶ。
これでも友達ではないと……?
何度か公園で遊んだことがある別の同級生親子が来たので挨拶して「うちの子はあそこにいますー」と教えると、ママが「ムスメちゃんあそこにいるってよ」とお子さんに伝えてくれた。
その子も「ムスメちゃーん」と寄って行っていた。
こ、これでも、友達がいないと……?
次男はベビーカーに乗っていて待機し、夫とわたしで交替で芋ほりを見守る。
子どもたちもみんなマスク姿で芋を掘る。不思議な光景だ。
長男は土のついた軍手でマスクを触ったらしく、マスクにも泥を付けていた。普段も手でマスク触ってるってことですよね、幼児……。(そりゃ風邪も引くわけだ)
芋は全量回収され、みんな近くの公園へ。
芋をビニールシートに広げ、ビンゴ大会が始まった。
ビンゴになった順にジャガイモを皿に盛ってもらうことができる。
全員同じ量もらえるわけなのであまりビンゴは関係ないのだが、子どもたちはそれでも盛り上がるのだった。
お菓子とジュースももらい、ほくほくしながら近所の同級生親子と一緒に帰った。
聞いてはいたが、子供会の雰囲気もなかなかよかった。今年から11年にわたって我が家には小学生がいるので、きっと何回かは役員をやったりするのだろう。
早くもっと安心してイベントができる日が来てほしい。
昼食を済ませて次男を寝かせ、のんびり過ごす。
夕方、夫と娘が自転車の練習に行った。自転車の補助輪をついに外したのだ。
前までヘンシンバイクでペダルつき補助輪なしに乗っていたので、一瞬で乗れるようになったらしく、動画が送られてきた。
ふと気づき、夫に「ポケモンまでに帰ってきた方が良い」と連絡を入れる。
娘と長男は、日曜6時のポケモンのデータ放送にリアルタイムで参加したいらしいのだ。
すぐに近所の公園から帰ってきて、風呂を済ませた長男と一緒にポケモン鑑賞に勤しんでいた。