たゆたう生活

生活の記録です

鼻濁音のような謎の発音をする

2020/07/14

夫はすっかり咳が出なくなり、元気に出社していった。

我が家も日常に戻る。昼間は次男とわたしの2人きりだ。

 

次男が10時半前にソファーにうつぶせになって眠そうにしだした。

最近は昼食後に1回の昼寝という日々なので、今日はずいぶん早い。

 

「お昼食べる前に寝る?食べてから寝る?」と聞いたら、眠そうながら猛然と食卓のところまで歩いて行ってハイチェアに上った。

「いま飯を出せ」という要求らしい。お、おお……さすが食いしん坊。
簡単に用意して出したら、だいぶ早いのにいつも通りもりもり食べる。

寝室に連れていったらすぐ、11時ちょっとには寝た。

 

夜もこれくらい簡単に寝てくれるといいのに。

 

昼寝から起きるのも早い気がするが、11時ではあまりおなかもすかないので、細々とした用事を済ませてから残り物でご飯にした。

TVerでドラマを見ながらコーヒーを飲んで一服したところで、次男が起きてきた。12時半。

思ってたよりさらに早かった。

 

チャンネル権は奪われた。TVerの配信今日までのを見ていたのだけど、これはあきらめることになりそうだ……。

 

長男と娘が相次いで帰り、我が家はとても賑やかになった。

 

娘は、国語の授業でグループに分かれ「おおきなかぶ」のちょっとした劇をするらしい。

おばあさん役になったという。

「本当はまご役がよかったんだけど、じゃんけんで負けちゃってさあ」という。かわいいな。

 

 

夜は珍しくわたしが子どもの寝かしつけをした。

昼はあんなにスムーズに寝た次男だが、やはり夜は興奮しているのか寝ない。

わたしを踏みつけて上を通るのを延々繰り返していた。

 

長男がそんなわたしに抱き着いてきた。

「ママ大好きだから、痛くならないようにしたい」と半べそかきながら次男の攻撃から守ろうとしてくれているらしかった。

 

お、おお……身を挺しちゃってる系?

 

ありがたいが、4歳にそんなことをさせてはいけない。

お礼を言って、ママは大人だから大丈夫だよ。もっと大きくなるまではママが長男を守るんだよ、と伝える。

なんと伝えるのが正解なのかはわからないが、もっと危ないところでママを守ろうとして長男が危険にさらされるのは困るので、ひとまずそういっておくことにした。

 

長男と娘はしばらくして眠った。

次男がまだご機嫌でふんふん勝手に歩き回っているころ、大きい音がした。

 

わたしは寝たふりをしつつ、音の原因を確認した。長男が盛大な寝返りをして布団からはみ出し、床に落ちたようだ。

 

次男が「ね、ママ、ねね、ママ」と呼びかけてくる。

鼻濁音のような謎の発音をし、しきりに長男を指さしていた。

次男はまだ長男と娘の呼び方を発音できないので、謎の発音で懸命に「ちょーなんが、ちょーなんがなんか おと だしてた。だいじょうぶ?」的なことを伝えたいようだった。

 

兄を心配する気持ちがあるのだな!たぶん。

感じ入って「大丈夫だよ、寝返り打っただけみたい」と眠そうな声で諭した。