たゆたう生活

生活の記録です

穴に石を落とす

2020/02/21

今日は年長の卒園遠足で職員があらかた同行するため、年中・年少は休園日だった。

我が家では年長の娘は遠足、年少の長男は休み。
1歳無職の次男は常に休みなので、空いていそうな公園2択で長男に選んでもらい、3人で行ってきた。

平日午前の公園は未就園児らしき小さき子がちらほらいる程度で、よちよち歩きに溢れてとても平和だった。

子どものなかでは明らかに最年長の長男は、初めて会った2歳くらいの女の子に構って一緒に遊んでいた。
ちゃんとその子のペースに合わせて急かさず待ち、その子もできそうなことにリードして誘っていて、感心する。
長男は元来小さい子が好きなようだけど、自分の弟は公園では一緒に遊んでくれない。

次男はとにかく好き勝手探検するのが好きなのだ。

そんな次男は、今日も初めての公園で階段をゆっくり上り下りしたり坂道で転んで枯れた芝生にまみれたりして楽しんでいた。

砂利が敷き詰められた中に排水の穴が空いているところがあるのを見つけた彼は、穴に石を落としてはわたしを見て手を叩いた。
拍手をねだっている。

「そこには石入れないよ。石はここに置いておこうね」と何度繰り返しても、穴に落として得意気に手を叩く。

今の彼にとっては、排水溝に石を入れるのも素晴らしく、褒められてしかるべき行為なのだ。


帰り際、長男はよく遊んでた女の子親子に「もうすぐ帰っちゃうんだ」と告げた。
女の子のお母さんが「うちもそろそろ帰るよ。お昼ご飯の時間だね」と答えてくれる。
長男は「じゃあ、ぼくのうちにきたら?」と誘っていた。

なんて早い展開。
出会ってから家に誘うまで1時間足らず。

親子とは普通に公園で別れて、3人で帰宅して昼食にした。


午後、幼稚園に娘を迎えに行った。
遠足の行き先は動物園だった。
娘のグループに付き添っていた先生いわく「動物に餌をやるとき怖かったみたいで、ものすごく腰が引けてたけど、最終的にがんばってやっていてかわいかった」とのこと。

娘はわたしに似たのか怖がりだ。

帰ってから、遠足で何が一番楽しかったのか聞いてみた。
「バス!」
ああ、確かに遠足の移動って、とても特別な時間だったな。
「バスで何したの?」
「内緒」
何度聞いても、「バスではゲームとかしたの?」「DVD見た?」と具体的に尋ねても、ニヤニヤするだけで何も教えてくれなかった。

圧倒的なにやけかたで、とにかく楽しかったことだけは伝わってきた。