たゆたう生活

生活の記録です

パイナップルへの愛情を語る

2020/02/20

今週は幼稚園での行事や預り保育などで、子どもらもいつもより少し忙しい。
木曜にもなると、だいぶ疲れも出てくるようだ。

そんな中で、年少の長男の音楽発表会だった。

緊張しているようで表情も固く、歌が始まってもぼんやりして歌わなかったり、たまに思い出したようにモゴモゴ口を小さく開ける程度だった。
12月のお遊戯会では、演目の途中でテンション振りきれておちゃらけていた長男が!

今回のほうが狭い会場で客も少ないのに、わからないものだ。
これも彼なりに「緊張する」という感覚を身につけたレベルアップなのか?

しかし、会を終えて教室に戻ってから担任が
「楽しかった人ー?」と聞くと
「はいはいはいはいは~い!」と踊りながらテンション振りきれた返事をして心底楽しそうにしていた。

あれで、彼なりに楽しんではいたのか。
それならまあ、何より。

わたしは一足先に帰宅。


午後、幼稚園バスに乗って娘と長男が家に帰って片付けをしながら話をしていた。

長男がニコニコ教えてくれる。
「今日、給食にパイナップル出たよ!」
(長男は食いしん坊で、給食を毎日完食するタイプ)

それを聞いた娘は、さめざめと泣き出した。

「パイナップル…時間なくて食べられなかった。」

今、年長は小学校の給食に向けて前より少し短い食事時間にする練習をしている。
娘は食べるのが早くないので、どうしても食べきれないことが多いようだ。

それにしても娘は泣き止まない。

「果物の中でパイナップルが一番好きなのに、食べられなかった」

えっ、パイナップルが一番好きだったの?
初耳だったのでこっちが驚いた。

この間までミカンが一番好きだと言っていたけど、最近乳歯がぐらついて薄皮を噛みきりにくい、とぼやいて残すことが増えていた。
そこでパイナップルが逆転していたのか。

ていうか、そもそも次点はパイナップルだったのか。

そんなに好きならば今度買ってきて家で食べようとなだめても、片付けが済んだらおやつにしようと気をそらそうとしても、ただ泣き続ける。

パイナップルへの愛情と、木曜のたまった疲れを実感した。